今の主役は自分なの相手なの?〜フィードバックの仕方〜

2018年4月28日

これ言っちゃっていいのかな?

ギタリスト、ハヤエモニストの北島健吾です。
今回はコミュニケーションの話。
何かを相手に伝える仕事をしていたり、自分の友人や恋人と一緒にいるとき、『相手の気づいていない失敗』を指摘する機会があると思います。
「これを今言ったら嫌われるんじゃないか?」
「今日のデート、ギクシャクしないかな?」
悩みが尽きないですよね。でも明らかに言ってあげた方が相手にとってメリットがある。
そんな時の心の動かし方を考えました。




話す時の自分の心の癖を考える

ギター講師の仕事などをしていると、生徒に対してダメ出しをする機会が非常に多いです。
それは、生徒がお金を払って受講して信頼関係が出来上がっているので当然だと思います。
「先生、現状このような状態なんです、見てください」
「ああ、ここをこうするといいね。あ、それは悪い癖だと思うから改善しよう」
これは発注に対して応じてる感じです。間違いがないコミュニケーション。
でも、中には『言われる準備ができていないこと』もあります。
よくあると思いますが、本人が無意識にやっていて気がついていない部分。
それって無意識なので、急に言われると『えっ!?』となり心に負担がかかるわけです。

教えてください、って言われていないタイミングで教えるのは余計な御世話?

例えば、動画投稿サイトなどで歌ってみた、弾いてみたなど色々な演奏動画をみていると、
コメント欄に『〜〜が下手くそ』『〜〜をもっとちゃんとした方がいい』のような名人コメントが発生したりしませんか?
また、SNSなどで直接的に教えてくださいとは言ってないお悩み系のつぶやきに対して『それは〜〜だよ』と絡みにいってしまうこと。
これ、伝わり方が間違うと余計な御世話になってしまいます。

イメージしてみてください。

テレビゲームやってる時に、「ここはこうした方がいい、そこはやめた方がいい」のような『親切心?』が出てしまって、横から口を挟むと「ネタバレやめろ」「余計な御世話だよ」となったりします。
久しぶりに会った友達に「太ったね、ダイエットした方がいいよ」とか言われる、、、
これ、カチンと来ますよね。

この時って、話の主役はどっちなの?
そのコミュニケーションは誰の為のものなのか?これを今一度考えてから発するといい気がします。
注意をしたりする場合、「これ言ったら嫌われるんじゃないか?」「余計な御世話かもしれないなぁ」このマインドって自分がどう思われるかに焦点が向いてしまってます。
そこを、「これを言っておかないと相手が損をしてしまう」「言った結果、楽しみを奪ってしまう」「言えば豊かになる、言わないと何も変わらない」など主役を相手に置き換えて考えてみると、言い方やシチュエーションを丁寧に吟味できるようになっていくと思います。

自分で考えたい人

『考えさせる質問をする』これがいいと思います。
だって、考えたいわけですから。ヒントを出すのではなくて、うまい方向に行くように誘導して行くと自分で気がついた喜びも得られるかもしれないです。

フィードバックに慣れてない人

自分の失敗などを指摘されると思いっきり凹んでしまうタイプ。
指摘をされることがメリットになるような伝え方をしましょう。
『ダメだよ』と言われるよりは、『こうした方があなたにとってこのようにメリットがある』『やっておかないとこのようなデメリットがある』と直接語りかけた方がいいような気がします。

今は自己肯定感が低めの人が非常に多いと思ってます。

「フィードバック入れたからといってあなたがダメな人間とは言っていない。」

ここを伝えることが大事です。

生産性のあるダメ出し・ヒントなどは、自分がの印象を考慮して控えておくのではなくて、うまいこと相手のメリットになるように伝えられるとスムーズだと思います。

仕事の場合、伝えるのを躊躇した結果長期にわたって全体的に損失が出てしまったりもします。

余談ですが

彼女の身だしなみ注意できる??
これについては、昔テレビで取り上げられていたほど難しいところです。
せっかく可愛く綺麗にメイクしてドレスアップしていても、本人が気がつかない鼻毛が出ていたりとかですね。

どんなタイミングでどうやって指摘するのか、気がつかない振りするのか、どっちが相手思いでしょう?

今だったら言った方がいいなとは思いますね。
ただ、空気が難しそうですねぇ。男女の壁。

ここまで読んでいただきありがとうございました。