数年後のギタリストの自分はどんな自分?なりたい自分が自分の成長を加速させる一番のパートナー

2018年3月21日

立場によって同じ現場でも得る物が全然が違う

ギタリスト、ハヤエモニストの北島健吾です。
今回紹介する気づきは当たり前のようでいて、まだ知らない人には無視して欲しくない。そんな内容です。

知らなかった人はこれからありとあらゆる場面で差がつくと思いますのでギタリストに限らず是非チェックしてみて欲しいです。



思考の整理−考える癖付けをすると成長が加速する

音楽人だけでなく、
様々なコミュニティで人と会う現場があると思います。

自分がいるポジションによって、その場で学べるポイントが変わってきます。

例えば『小並感』というのがあります。
”小学生並みの感想”を略したものだそうです。

小学生が小学生並みの感想を持つのはしょうがないと思いますが、

中学生、高校生が小並感だともったいなく感じますし、

大人になっても「ラーメン食べた、おいしかった。」だけじゃコメント力が足りないですよね。

何か一つの経験をしたときに得た物が小学生並みの感想だったらもったいないです。

『感じたことをメモする』

感じたことをそのままアウトプットする。

これだけで終わってしまうともったいないです。

実際には、この後にその事柄を抽象化して、他のことに転用できないかと考えていくわけですが、

無意識に過ごしていると「あ、かっこいいなぁ」「今の話し素敵だったなぁ」で終わってしまいます。

もっと言うと何を思ったかすら忘れていってしまいます。

脳のパフォーマンスは無限ではないですし、記憶の効率は人それぞれです。

自分がグッときた部分についてメモを見ながら振り返ってみるのはいいと思います。

不思議なことにメモがあると、そこを起点にして考えることはできますし、僕もメモをしたことからレッスンに転用しますし、ブログも書いています。

考える癖がつくと、小学生からは一歩進む可能性が非常に高いです。

その場で何を持って帰りたいかイメージしてる?

思考の整理をする習慣づけで考え方をバージョンアップしていく、これについて述べました。

でもさらに差が開くのは自分のポジションの意識

『自分はその場所でどうなるために何を学んで帰りたいのか』

この具体的なイメージを持っていくと同じ経験でも全然中身の濃さが変わってきます。

例えば、セッションに参加した時、セッションホストの人を観察した感想で、

Aさん「初めてセッションに参加するけど上手い人ってあんな感じで仕切っていくのか。すごいな!何を見ても刺激的だな。」

Bさん「へぇ、この人はこんな感じで仕切るのか。いろんなレベルの人もいるし、そんなにゴリゴリやらないでもいいなぁ。もうちょっとうまい仕切りがあるのになぁ。」

自分のポジション、経験値を加味して物事を経験しているので得るものが全然違いますよね。

Aさんはセッションホストの経験が不足していて、なんでも刺激的に見えます。

Bさんはセッションホストを当たり前としてこなしているので、Aさんの気づきより先の部分を見ています。

2人とも一歩先に進むとは思います。

でも、このままだとAさんはBさんになかなか追いつかないです。

学びの濃度を濃くする工夫

『将来のなりたい自分から見た今の自分』
これを考えるといいと思います。

今の自分としてその場にいて経験しても、今の自分の感じるものしか得られません。

仮に18歳の自分なら、18歳なりのものの捉え方をしてしまうでしょう。

でも、1年後のなりたい自分、2年後のなりたい自分に必要なものだったら?

もう大学生かもしれないし社会人かもしれないです。

その世代の人たちだったらどんなことを学んで帰りたいんだろうか?

などと考えてから人と交流するともう少し濃度の高い学び方ができる。そう思います。

そして一番大事なのは自分の物差しだけだと得られるものも限られてしまうので、

意識を常にアップデートする意味でも年の差構わずいろいろなコミュニティに首を突っ込むことです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

『クリエイティブな人』に共通する一つのマインドは、気持ち良さ『だけ』を優先しないこと。