ギター、スランプに陥った時はどうするか
練習してもうまくいかないときは何をどうするのか?
ギタリスト、ハヤエモ二ストの北島健吾です。スランプってありますよね。ギターに限らずスポーツや勉強、仕事、色々なシチュエーションで何かうまくいかない。伸び悩んでしまう時があると思います。そんな時にどの様に考えていくとその後も続けていけるかのヒントになればと思い記事を書きます。
人は成果が見えないと楽しめなくなる
改善点、思いつくけどできない
僕自身ギターを練習するしているとき、様々なことに躓きます。それは知識ではなくフィジカルの部分であることが多いです。
たとえば、『コードを綺麗にならしたいのに鳴らない。』これがテーマだった場合、考えられる要因が色々あります。
①指のパワーバランスがおかしい
②セーハが出来ていない
③指が寝ているため他弦をミュートしてしまう
④指の押さえる向きがまっすぐでない為音が音がシャープしている
⑤フレット、弦高、ネックの反りなどバランスが狂っている
⑥ピッキングのばらつきがあって弦がバランスよく鳴らない
⑦要らない弦をミュートできていない
⑧ストレッチがうまくいかず押弦できない
パッと思いつくだけでも色々あります。
これら一個一個自分の現状と照らし合わせながら『どうやったらうまくいくか』を考えるわけですが、考えているうちは結局はできていない状態です。
時間の配分
では、成果が見えず面白くないからと言って先延ばしをしていいのか?できるまでひたすらやるのか?時間は無限ではない為、練習時間の割き方に悩むことが良くあります。
できるからやる=バランスよく練習できない
できないからやる=できるまで他が手につかない
これは良く例えられる話ですが、学校で試験問題を解くとき、前から順番に解いていくと後半の問題が手付かずでタイムアップになってしまったり。逆にできることばかり探したけどできないことばかりだったり。結局はスコアをあげて行くには得意不得意関係なく出来るようにして行く前者の考え方と、その場でできることを探す後者のような思考の切り替え、どちらも必要です。
こんなとき、音楽の要素は何でできているのか?を考えるようにしました。
できないといけないことにも優先度がある
音楽のできないといけないことはメロディ、リズム、抑揚、だと思っています。
今回、コードが綺麗に鳴らないっていうことは大きく括るとメロディの部分。コードでいうとFが押さえられない、Bが押さえられない、と言ったところです。
Fが押さえられないからギターやめたっていう人多くいると思います。しかしやめていない人が必ずしもFを綺麗に鳴らせていたかというと違うと思います。コードのフォームは一つだけではありませんし、コードトーンは省略できるものもあります。でもリズムや抑揚、トーンコントロールなどは聴き心地に直結する部分だと思います。
矢印を自分ではなくて聴く人に向けた場合、まっ先に気になるのはコードが綺麗に押さえられているかではなくて、気持ちよく聴けるかどうかです。
コードは代わりを考えられるけどリズムは代わりがない
そう考えると、リズムトレーニングやギターそのものの鳴らし方を研究する時間に割いてもいい気がします。
そして、上述したように何かができないときそれを構成する要素は色々あります。一方向から見ずに様々な方向から解決が必要な場合があります。直接的に練習をしていなかったとしてもどこかでバランスが整った時に綺麗にコードが押さえられるようになっていたりもします。僕はFを押さえようと思って練習したことはありませんでした。しばらくパワーコードでした。速弾き練習してたら、気がついた時にFが押さえられるようになっていた、なんてこともあります。もちろん、脱線すれば必ず弾けるということではありません。今できないことがあったとしても、それができないと前に進めないということではなくて、ある程度練習したら気分を切り替えて別の要素もやることをおすすめします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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