ギタリストが大人になってから考える学生時代の進路選択とマインドについて

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進路は後悔よりも、どう前進するかだ

ギタリスト、ハヤエモニストの北島健吾です。
これを読んでる人はもうとっくに進路選択など終わって大学生、専門学生、社会人、だと思っていますが、
中には中学生高校生もいるかもしれません。
参考程度によんで欲しいことを書きます。




ぼくの話をします

ぼくは15歳の時、父親がアコースティックギターを買ってきました。

弾けないにも関わらず、おぼろげながら「自分はサラリーマン以外になりたい人間だ」と決めていました。

高校進学が決まり、
はじめてのクラスでカラオケに行き、
「お前、歌が上手いな」と褒められ
調子に乗って軽音楽部に入ります。

思い込みは大事。

当時はボーカルを担当していました。
学園祭でステージングをするとみんなが面白がってくれるのが刺激的で、
「自分はミュージシャンになるから作曲ができないといけない」
そう思い込みました。

思い込むとすぐにバイト代でシンセサイザーを買い、楽譜の書き方の本を買い、ドラムの打ち込みネタの本を買いました。

一通り揃えないと死んでしまうかもしれない、そう思っていました。

同時に、聞いていた音楽のギターがかっこよかったので興味本位でギターを買うと在学当時から「やめておけ」と言われる勢いで作曲に狂って、
学校の一番前の席でも堂々とタブ譜を書き出すくらいイキっていました。

面白いことに「北島は音楽目指してるから注意してもしょうがない」といわれるレベルまで思い込みでやり抜くことができたのです。

クレイジー北島

進路選択ももちろん音楽です。
決めたきっかけは、喜んでくれる人がいたからです。(単純)

ただ、当時は専門学校にいくという選択肢はなく大学に通いながらギターレッスンに通うという選択をしました。

専門学校は2年間、まとまった学費もないし用意ができない。

大学だったら親も支援するということで、大学に行きながら音楽を濃く勉強できる方法を選びました。

ただ、大学に入った最初のサークルでは明らかに浮いていました。

みんなメタルのコピーをやりたいのにオリジナルの曲を持ってきてやりたいというもんだから、お察しください。

ぼくのいない間にぼくがデモ音源を焼いてきたCD-Rを円盤にしてフリスビーにしていたという話も聞きました。

その当時の陰口がクレイジー北島でした。(笑)

コミュニケーションの取り方が如何に大事なのかがわかりますね。中途半端な圧を出してはいけないわけです。

そんなこんなで学生時代も継続してギターを練習し続け、在学中からレコーディングのサポートやギターレッスンを始めます。

ミュージシャンってこんなのだっけ?

音楽の道を『憧れ』で選んだ人は
きっとミュージシャンといえば大人気でちやほやされる職業だと思ったに違いないです。

ですが、最近思うのは「自分がプロ目指すことに決めた当時は音楽ってこんな風になると思ってなかったなぁ」ということです。

ぼくがギターを始めた当時は、バンドブームのちょっと後くらいでカラオケが流行っていた時期でした。

流行曲はテレビ、有線放送、いろいろな形で作られていたように思います。

今は、何が流行りなのかわからないほど興味が分散していますし、
自分でギターを録音すること自体の敷居もさがり、自己表現の場がバンド活動やライブ、CDの発表に限らなくなっています。
というより、CDは売れません。

インターネットが発達すると、
自分の作った作品は音楽配信サイトに載せたり、
今となっては動画を気楽に撮影して展開したり、
自分のコンテンツを音楽事務所に入らないでも発信できるようになりました。
ニコニコ系やYouTubeとかすごかったです。

教える仕事にも影響

教則本が売れなくなっています。

買う必要がないくらい、みんなブログに情報をまとめているし、動画コンテンツで教則系を出している人も増えています。

調べたいことがあるなら買うよりググる。これがスタンダードになりつつあります。

どんなに煮詰めた情報でもコモディティ化していくと思います。(ほんとうに中高生向けか怪しいことばをつかっている。)




よく明確な目標を定めろというけれど

なぜ目標が大事かというと、基準値が定まることで自分がどれくらいずれているのかが判断しやすくなるためです。

しかし、誰か明確な目標の人がいた場合でも、本当にそれだけいいのか?という部分もあります。

「みんな同じことができるようになっていくと、憧れの人を追い続けていても没個性だし埋もれてしまう。」そう思います。

ある種の逃げのような気もしますが、
勝てないレースはしない。
そういう判断もありです。

すでにその分野は最初に開拓した人が大きく占めているのです。

ギタリストで言えばMIYAVIさんの特殊な奏法やトーン、確かにすごいですがあれを真似したところで旨味はないですよね。

代用がきかない人間を目指そう

ところで、
最近「好きなことに夢中になってるやつが面白い」という風潮がありますね。

自分の場合「好きなことを追い求めていてもみんな同じようにできてしまうし、仮に追いついても代用が効かないわけではない。」
そう思っていました。

実際、誰かが先に始めた分野を後から追求しても一番になることができなければその分野をシェアしてるだけにすぎません。
それはあんまりだなぁ、と判断したのです。

でも、ここに来て思うのは、
「好きなことばかりをやらない方がいい。バランスよく。」と中途半端にやっているのが一番面白くなくて、
もっと突き抜けるくらいまで好きなようにやった方がよかったかなということです。

どんな進路であれ好きなことには貪欲になれ

まずは、好きなことをとことんやるといいと思います。
趣味でも、夢でもなんでもいいです。
興味のセンサーが反応したら貪欲にやって行きましょう。
お金や時間の許す限り。

何だかんだで、面白い人って人生の中での興味分野へのこだわりや知識がキャラクターを作っていて、
実際の職業の付加価値になっていると思います。

アメトーークの方式です。
「自分は何芸人なのか」
これでくくれるものが多いほどいろいろなコミュニティーに参加しやすくなります。
付け焼き刃ではなくて仕事になるくらいマニアック。
それがいいと思います。
「この人呼んだらなんか面白いこと起こる。」
こう思わせることができたらベストです。
変わってるって思わせるくらいやりこむといいです。
どこかで役に立ちます。

本文はここまで、あとは紹介です。

魔性のきゅうり

ぼくが以前取り上げた『紙粘土でのミニチュアフード』のハンドメイドにこだわるきゅうりさんなんかは、
テレビからオファーこそないものの紙粘土芸人ですし、ミニチュア芸人ですし、ゼルダ芸人でもあります。
とっちらかっている感じが面白いのです。(失礼)
それがお金になるからやる、っていうことじゃなくて純粋に楽しみつつ周りを笑顔にしたい、そんなマインドでやっているところが面白いと思います。