もうウニでしかない。ー『ハヤえもん』から学ぶコンテンツの価値とデベロッパへの信用。ー

2018年5月17日

ハヤえもんのファン?否!もはや山内良太のファンに違いない

ギタリスト、ハヤエモニストの北島健吾です。
最近、ハヤえもんの開発王りょーたさんが趣向を変えて「語録」になりそうなつぶやきを始めました。
少し長めのツイートです。

これが短文の情報発信よりも反響があり、ちょうど面白がっているところです。
個人的に。
アプリ開発を通した信用の築き方が面白く、
見習うべき点があるのでまとめてみます。



発言に発信者のキャラが見えている

個人的には発言は適度な温度感でわかりやすく簡潔なところがいいと思っています。
そして文章がかたくないこと。
それでいてとてもポジティブな内容でした。
入ってきやすい。もちろん、シチュエーションによっては反発もありますが。

全裸で挨拶

りょーたさんは、FF外からよろしくするのがとてもお上手です。
というより、それで嫌われる事よりも
「自分のコンテンツを使ってくれている人がいることがすでに喜ばしい」ということで、エゴサを日課としているようです。
そして、知り合った時に話しかけるハードルの低さがとてもよいと思います。
これって、以前に書いた『うんこしていい感じ』にもつながるところですが、
対面する相手にリラックスさせるのが上手な人は相手の本音を引き出すのが上手です。
何か隠されてると自分も隠したくなるのが普通ですからね。

先に腹を割ってしまうんですね。
自分の方からまず全裸になって、「自分はこういうもんですけどよろしくお願いします」と言ってしまう勢いがあります。
もちろん、相手によっては『壁』があって、一気にブロックされたりミュートされてしまう、鍵をかけられてしまう。
そんな場合もあるでしょう。
でも、りょーたさんは『フォロワー稼ぎ』を目的にしているわけではなくて、コミュニケーションをとりにいっています。

これがなかなかできる事じゃ無いと思います。
これが、ハヤえもんじゃなくてドラクエだったとして、ドラクエの開発陣がエゴサしてありがとうって言ってくることはないです。
パズドラの開発陣が挨拶してくることもないです。




個人がリアルガチ

また、開発チームが有志というか『ハヤえもん』のファンでありユーザー。
関われることを誇りに思っている。
これが素晴らしいです。
なぜそれができるのか?
ぼく個人の見解ですが、
開発者のキャラクターも開発経過も恥ずかしがらずオープンにしているからだと思います。

そして、前へ前へグイグイ進んでいくモチベーションがすごいです。

自分が面白いと思ったことはとりあえずやってみる。

このマインドで信じて突っ走っているアプリ『ハヤえもん』

Windows PCのときからそのコンテンツ力にファンがいて、今はiOSやAndroidなどプラットフォームは拡大しています。

Macの環境においては、ハヤえもんをしたいから開発を有志の人が行なっている。

これってすごいことなんですよね。
自発でやりたくなってしまう。

ブログ書いてる自分もそうですが、
なんだろ。
推したい。

気がついたら、山内良太のファンになっているのかもしれない。

前回ブログで取り上げた
『ファンを作る=ペヤングになる』という発想を前提にしてこれを見てほしい。

『ペヤング=ウニ』という発想を正しいものとするならば、
山内良太はウニである。

出来るだけ、カッパ寿司のウニになりたい。
そういうマインドなのかもしれない。 北海道のウニ感ださずにみんなにハードル下げてアプローチしている。それが信用に繋がっている。

ハヤえもんの広告解除料は、感謝したくて仕方ない気持ちから生まれた

今は、「楽しくない事をしてお金をもらう」
これが美徳になっていると思います。
もちろん最初から適性のある仕事についた方で、
すでに楽しくできている人は「楽しくない事」をしているわけではないと思います。
しかし、お金が間に挟まってしまうとそこが軽視されてしまう気がします。

AさんとBさんで物々交換が成立しないとき、
その間にお金があれば直接等価交換ができなくても、
金銭的にはできている。そう思っていました。

でもどうでしょう。
楽しんで楽しませて仕事をしてる人もいれば、
楽しく無いけど仕事だから引き受けて報酬を後回しにしている人もいます。

これって、お金の価値が一緒には感じないですよね。

ハヤえもんを使っていて、
「無料で使っていることが割りに合わない。振り込めない詐欺じゃないか!」
「気持ちを伝えるために課金したい、ちやほやしたい。」
その気持ちでクレームをぶつけられたことによって、広告解除料2000円というものが生まれたそうです。
なのに、さらに拡散キャンペーンでそれも無料にできる。

どうしても、ウニになりたい。そういうことだろう。

やっぱり楽しくやっていきたいもんです。