【リズム】気持ちよいリズム、気持ちよくないリズム【末吉ヒロトさん】

2018年10月10日

リズムのジャスト、前、後などの話

ギタリスト、ハヤエモニストの北島健吾(@kengo1228)です。

僕は普段から割と教則系の動画を見ているのですが、

今日はツイッター経由で知ったドラマー・末吉ヒロトさん(@drummerHIROTO)の

超絶おすすめな動画をみんなに広めたいという一心で勝手に記事にしようと思います。

メトロノームで練習する時、レコーディングをする時、バンドで合わせる時、

色々な場面でリズムの良し悪しが問われると思うのですが、

この動画を見るといかにリズムというものが曖昧なんだなぁとわかってくると思います。



リズムの位置による聴感上の気持ち良さ、気持ち悪さ

この動画を見るとわかると思うのですが、メトロノームは同じテンポでリズムを刻み続ける道具です。

製図用の定規のように均等に割られたリズムとマッチングが取れると、メトロノームの電子音と重なりアタック音が消えます。それをジャストとします。

これが人間のタイミングが前後にずれることで全然違う音楽に聞こえてしまいます。

ノリの作り方は本当に難しい

DAWで音楽を録音してみてもわかることですが、ジャストって本当に難しいことです。

特に音を出すにはギターもピアノもドラムも振りかぶる時間があると思います。

僕も、以前クリックのジャストを狙ってひたすら録音するというのをやっていたのですが、

BPM60で4分音符をジャスト、とかやってみるとわかるのですが

結構難しいですよ。ガイドになるものが多ければ多いほどジャストを狙いやすいです。

頭の中で32分音符を刻んで「チクタクチクタク」とやっていて初めてリズムがわかる感じでした。

でも、脳内のギアは研ぎ澄まされても体がそこにマッチングしないと、ギクシャクします。

把握しているリズムと違うフィールに落とし込んでしまい「しなって聞こえる」という現象が起こります。

で、実際に録音した波形を見ると64分音符分グリッドがずれていた。

なんてことがあります。

すごく奥が深い。

リズム系は練習自体がハッピー

で、この動画の何がすごいかというと、

それだけコントロールや把握が難しいリズムの位置について、「前にします。ジャストにします。後にします。」とやってみせるところなんですね。

ドラム習うならヒロトさんだなぁと思った動画でした。セミナーが終わった後の感動の声も多いですもんね。

これが前、これが後、ってその場で聞かせてくれる人をあまり見たことがないんですよね。

上手い人に「リズム、ちゃんとしよう」とだけ言われたり

ジャストの演奏だけ見せられても客観的にわからない。

そう思ってましたからね。長年。

自分のずれたリズムを真似て見せてもらうと、わかりやすいんじゃないかと。

非常に参考になる動画でした。