【TAB譜】NMB48『僕だって泣いちゃうよ』の転調を解説【音楽理論】

2018年10月6日ギター, レッスン, 動画コンテンツ, 音楽, 音楽理論

山本彩さんの卒業シングル

ギタリスト、ハヤエモニストの北島健吾(@kengo1228)です。

今回は、前回に引き続きNMB48の『僕だって泣いちゃうよ』のコード進行から。

繰り返される転調・ドミナントモーションを解説したいと思います。

採譜している最中に、簡単だと思ったら全然簡単じゃないので驚きました。

「よく、歌えるなぁ。」とにわかに感動しました。

まずは、動画がこちらです。

タブ譜動画

今回は、演奏部分はともかくとして転調について触れたいと思っています。

※タブ譜を半音下げ前提のEと書いてしまっているので、実音はキーE♭です。

ですが、理論に触れるだけなら関係がないので、

今回はキーEを基準としてタブ譜のスクショを使って説明しますね。


サビ部分

スクリーンショット 2018 10 05 00 33 09

譜面そのものはボケてしまっていますが、かろうじてコードネームは読めるかな?と思っています。以下が解説です。

① 次のD♯m7(♭5)→G♯→C♯m という部分。
単なる平行調ではありますが、
G♯(7度を入れたらG♯7)というセカンダリードミナントを挟んで、
C♯mに着地しています。

② 次は、Bm→E→Aという部分。
本来はキーEには存在しないBmが出現し、Eを経由してAに着地しています。
これは、Aコードに解決するツーファイブと考えるといいと思います。
EをⅤと考えた場合、リレーテッドツーマイナーという考え方で、
ⅤにはⅡmを作ることができます。なので、Bmが出現しました。
7度を入れれば、Ⅱm7→Ⅴ7ということですね。

③ G♯m7(♭5)→C♯→F♯m という部分。
ここも、F♯mにたどり着くためのマイナーツーファイブだと考えるといいです。
リレーテッドツーマイナーはマイナーツーファイブでも可能です。
F♯mにとってのⅤ7をC♯7だとすると、
Ⅱm7(♭5)となるG♯m7(♭5)を挟むことが可能です。

今回はトライアドとセブンスコードが入り混じっていますが、
マイナーセブンスフラットファイブは、7度を抜くとディミニッシュのトライアドになります。

間奏からAメロにかけて

スクリーンショット 2018 10 05 00 12 35

G♯はもともとC♯mへのセカンダリードミナントとしてサビの最中にでていたのですが

この場面ではC♯mではなく、C♯(メジャー)つまり、D♭へ転調しています。

急にガラッと雰囲気が変わりますよね。Aメロで。


Bメロの途中からキーEに戻る

スクリーンショット 2018 10 05 00 23 53

ここの部分は、テクニカルだと思う部分です。

ベースラインが半音で下っていき、最終的にF♯m7にたどり着くんですね。

これは、F#m7に解決したというよりは、

キーEにたどり着くためのⅡm7に到達したと思うといいかもしれません。

いずれにしても、これをそのまま丸パクリしてもなかなかかっこよくはなりません。

実際は割と不自然な進行なのです。半音のアレンジが繋いでるように思います。

オケとメロディがしっかりしている、と思います。

このあとは、またサビが戻ってくる感じです。

これだけで1コーラスなのですが、原曲はさらに後半もめまぐるしい展開。

原曲、僕だって泣いちゃうよ。買いましょう。楽しい曲でした。