悟空とベジータ。2人のサイヤ人を参考に時間の使い方について考える

みんなの憧れ『精神と時の部屋』

ギタリスト、ハヤエモニストの北島健吾です。国民的な漫画アニメのドラゴンボールシリーズで登場した『精神と時の部屋』、あまりにも便利すぎてちょっとした修行や勉強、仕事をこなしたい時に「精神と時の部屋を使いたい」と思うシチュエーションは多いですよね。特に多忙な現代人は時間の使い方をうまくしていきたい願望が強いはずです。でもそんな便利な部屋があったとして、本当にうまいこと使えるのかを考えてみました。




精神と時の部屋とは

時間の流れが外界とは違う真っ白で何もない世界。外界での1日が、この部屋の中では1年(365日)に相当。子供の頃の悟空が気が狂いそうになるほどの過酷な空間。気温の変化も激しく、空気も薄い。重力は地球の10倍。

考えてみよう。自分の体に10人分の自分を乗せたら、まず間違いなく動けない。リアルに考えてはいけない。何がそんなに羨ましいのか。

それでもみんな、ちょっと引きこもってトレーニングしたり受験勉強したりする時に『時間的な価値』ばかりに注目して「精神と時の部屋に入りたい」って使いたがる。そんな印象があります。
何もない空間で、気温差が激しく空気も薄い。本当に集中したい時ほど悪条件では全く集中ができないと思います。人間はそんなに強くないです。

修行は毎日の意識から

精神と時の部屋が初めて出てきたのはセル編(後付けで少年の頃に入ったとされている)
悟空と悟飯以外にも、トランクス、ベジータ、ピッコロ、も入っていますが、この3人は真面目なので置いといて、悟空と悟飯は途中で出てきます。『とってつけた過酷な環境』は身体を痛めつけてしまうしもっと効率の良い修行方法を考えたようです。『常に超サイヤ人で生活する』という発想。
例えるならば、人気アイドルがオフでもオンでも常に笑顔で覇気を放ってるようなイメージでしょうか?ちょっと違う気もしますが、このように全力状態をキープすることが楽になってきた時に初めて限界を超えるという理屈は教訓になりました。『超サイヤ人を超えたければ超サイヤ人を当たり前にする』ということです。

人間、無意識が自分の大半を作っていると思います。気をぬくと楽な方へ流れていきます。でも、意識的に緊張感を持って振舞っている人はそれが当たり前になっていくと思います。ブログを書こうと思ってる人は、ブログを書くために考え事をして情報を集めたりするようになりますよね。ダイエットしたい人は体重計を毎日見てカロリーや栄養を計算し始めると一気に生活習慣変わりますよね。

あなたにとってのセルに会いに行こう

修行を終えたベジータとトランクスはセルにあった時に「こいつベジータじゃない」と思わせることに成功しました。そうです。超ベジータの誕生です。
でもこれって仲良く親子二人でトレーニングしてるだけじゃ全く意味がないんですよね。わずか短時間で相手の認識を超える速度で成長したことに価値があるわけで、お得意のカプセルコーポレーションのトレーニングルームで毎日鍛えたってセルは驚かなかったでしょう。

でもベジータの修行って時間に換算するとわずか1年分くらいだった気がします。
リアルに考えて、1年ぶりに会う友達に「お前変わったな」といわれるってよっぽどのことだと思います。小中学校の同級生を成人式や同窓会で見て「変わったな」って感じるあれは社会に揉まれた感が作っていると思います。日常が作ってるんですよね。それに比べて親子で修行してただけなので、センスがなければ一般人の1年と変わらなかったかもしれません。
ベジータは修行の天才だから1年で別人レベルまでスキルアップができたわけですが、何も意識せずに365日過ごしていたら時間の無駄ですよね。

やはり悟空にしろベジータにしろ意識を常に持つというのが一番のような気がしますね。

そして意識を持つには刺激が大事、フィードバックを得るには外界でいろいろ学ぶことも大事です。強い敵と出会って修行して、ぼろぼろにやられてまた修行する。一人でこもって己の基準で修行する、どっちがいいかは決まってますね。

番外編 ピッコロはチート

ナメック星人は融合することでパワーをぐんと引き延ばすことができます。精神と時の部屋なんかいらないんじゃないか?と思います。

この融合、他者のアイディアを取り入れてぐんと成長するのがうまい人に似ているなぁと。融合は主人格そのものは支配されない印象があるので、ネイルや神様と融合したピッコロは一気に強くなって最高にハイな気持ちになっていました。

ギターに限らず色々な分野で言えることとして、そっくりそのまま取り入れてみるっていうのも自分を強くする方法かもしれません。吸収しても人格は自分のままです。成分だけ取り入れていくピッコロさん。見習うべきポイントですね。

漫画には学ぶポイントがたくさんありますね。日本が誇る文化です。