何でもこなす器用な人とちょっと不器用な人との違い

ギター, ハヤえもん, 生き方, 雑記, 音楽

万能ってどういうことだろう

ギタリスト、ハヤエモニストの北島健吾です。今回のテーマは『万能』について。ありとあらゆる物事の本質を見抜き、すぐにこなせてしまう人っていますよね。あれってどうなっているんでしょう。一生懸命正面から習熟しようとすれば数年かかるかもしれないようなことを要点だけ押さえてほんの数日、数ヶ月という短い期間でコツをつかんでうまくこなしていく。羨ましいと思います。目線を探るとひょっとすると見えてくることがあるかもしれません。




万能人は本当に数多くをこなしているのだろうか

生きている中でたまに思うことがあります。物事の法則が似ている瞬間があるということ。それは何故かというと、何かを説明するときに『例え話』をするからです。違う事柄なのにわかりやすくするために例えを入れるわけです。どうしてそのクッションを入れるかというと、話を理解するための共通の材料が足りないと意味が通じないからです。子供に算数を教えるときにいきなり抽象的に数字だけを教えても意味がわからないけれど、みかんやりんごといった目に見えるものが多くなる、少なくなる、という現象を見せることで足し算や引き算がわかると思います。これが、全く具体例なしだったらきっと最初は意味がわからないですね。というのも、学問って事象の抽象化でできてますからね。
学問や理論が先にあって事象が起こるわけではないので、頭のいい人が様々な事象の抽象度を上げた結果が今の理論書や参考書のようです。

抽象度を上げるとは

僕の家にはハナちゃんがいます。(ハナちゃんって何?ってなりますよね。)
ハナちゃんはペットです。ペットのハナちゃんはミニチュアダックスフントで、ミニチュアダックスは犬です。犬は哺乳類。含める情報量としては哺乳類の方が多いですね。

ハナちゃん<ペット、あるいはハナちゃん<ミニチュアダックスフント<犬<哺乳類<ペット

なぜこうなるかというと、ペットは哺乳類以外に爬虫類や昆虫なども含む場合もあるので。

ハナちゃんはハナちゃんでしかなく、ハナちゃんの話はハナちゃんにしか当てはまりません。ペットになるとペット全体の話に食い込むことができ、ミニチュアダックスフントの話はミニチュアダックスフント全般を含むことができます。哺乳類になれば哺乳類全般です。
このようなプロセスが抽象度を上げるということで、物事の法則をつかむ人は抽象度を上げるのが得意なのかもしれません。

抽象度が上がると複数のことが一つに見える

あれもこれも同時にこなす人は、学問や専門知識を習得するにあたって既に抽象度高くまとめられている参考文献などをそれぞれに真正面から勉強するというよりは、それぞれを束ねて一つの普遍的な法則として捉えていると思います。
もちろん掘り下げていけばそれぞれ分岐はするもので具体的な事柄は変わってきますが、とっかかりの部分で効率化できるはずです。

サッカーも野球も水泳も『スポーツ』です。スポーツに必要な習熟の順序や筋肉の動きなどの考え方が備わっている人の方が全くスポーツを経験していない人よりも習熟が早いはずです。
『ギター』と『道路のライン引き』と『ビルのエントランスの窓拭き』はある意味で同じです。何を言っているのか自分でも意味がわかりませんが、そのロジックは『弦をまっすぐ押さえること』『まっすぐラインを引くこと』『まっすぐ同じ方向に拭いてムラを無くすこと』は「まっすぐである」という部分で束ねることができて根本的なまっすぐとは何かを理解している方が認識の面で有利です。(物理感覚でしょうか。)

「自分にはまっすぐに見えているけれど、よくよく数学や物理に戻ってみるとまっすぐという概念から外れていた。」という場合もあります。僕自身、ギターを上達するには数学と物理を勉強しないといけないのでは?というくらいに身体操作が不器用でした。「指まっすぐ立てて弦を押さえて」と指摘されて、まっすぐ押さえているつもりなのにまっすぐになっていないとか、あるあるでした。だからと言って、数学や物理をやってもギターは上手くならなかったです。『抽象度をあげて関連させる』ことが大事です。

幼少の頃にピアノをやっているとどの楽器においても有利と言われるのは、総合力の面で通じ合うからでしょう。音階、譜面、和声、リズム、強弱など色々な要素が絡んできます。また、絵や写真でグリッドを意識した構図が取れる人はギターのアドリブをしてもテーマのはっきりとしたアドリブが取れる印象があります。全然関係ないようで、抽象化していけばいくほど重なる部分がでてくると思います。




おまけ。ハヤエモニストになることがギターを弾くことに重要な意味をもたらす理由

これは僕個人の話ですが、同じ音楽という大きなくくりでは音楽プレイヤーとギターは関連性も高く確かに熱中して損がないことです。でも、ハヤえもんに夢中になることがギターを上達させるのか?というと、全くそんなことはなくむしろ他の部分が大きく関連しています。

ハヤえもんは大変便利で楽しい音楽プレイヤーです。そして利用する人みんながポジティブなイメージを持っていて、ハイパフォーマンス、ハイコミュニケーションなプロダクトと開発者陣が揃っています。ここには人の温度があるように感じられます。

ギターは個人で楽しむこともできますし、人を楽しませることもできます。どうせなら輪は大きい方がいい。面白いことにギターをしこしこと一生懸命練習していた時よりも、ハヤえもんを楽しんでいる方が、音楽関係の楽しい人間や楽器はやらなくても純粋に音楽を楽しんでる人とも巡りあえます。温度を感じられます。

AI化が進む中で必ず残っていくだろう部分は温度だと思うので、温度を感じられるものはハヤえもんに限らず大事にしていきたいところですね。