ギター初心者の頃、自分が壁にぶち当たると必ずやっていた練習方法

2018年10月10日

自分の状態を診断する方法

ギタリスト、ハヤエモニストの北島健吾(@kengo1228)です。

ギターを練習している時に、

どうしてもあるフレーズが弾けない。

同じところでつまずいてしまう。

なぜ失敗してしまうのかがわからない。

そういうことがよくあると思います。(ない人は天才です)

どんなレッスンを受けたとしても手取り足とり24時間マンツーマンなんていうことはないので、
一人の時間に問題点をどれだけ把握できるのかが重要だと思っています。

どうやって?
その方法を今回は取り上げます。


自分の演奏の成分を分解してみよう

今回の内容は前回のカッティングの練習方法の動画でも触れた内容ですが、
自分が何かのフレーズが弾けないときに解決してきた方法の一部を紹介したいと思います。

自分の演奏を要素ごとに取り出すとどんな風になっていますか?

①右手
②左手
③ギター本体
④音作り
これだけだとまだ分解が甘いです。

右手とはなんでしょうか?

①ピックの持ち方(アングル)
②ピックを当てる深さ
③ピックを振り抜く角度
④力加減
⑤速度
⑥ミュート
⑦リズム
⑧支点(手首、肘、肩)

左手とはなんでしょうか?

①指の角度
②押弦の位置
③押弦の強さ
④押弦の速さ
⑤ピッチ
⑥リズム
⑦ミュート
⑧フォーム
⑨ポジション
⑩肘や手首の位置

ギター本体とはなんでしょうか?

①弦高などのセッティング
②演奏フォーム
③弾きやすさ

音作りとはなんでしょうか?

①弾きやすい音量(力みが出ないのが良い)
②ダイナミクスがきちんとわかるセッティング
③練習はクリーンと決め込まない

まだありそうですが、いろいろな要素で成り立ってます。

仮説を立てて考えてみる

なんでこんなことを考えるかというと、
算数のように要素を考えているからです。

1がわかれば1と1で2ができる。そういう感覚です。

逆に、1がちゃんとしてないと、1+1のつもりで0.8+0.7とかやっているかもしれません。

ぞっとしますよね。

例えば、前回同様
あるカッティングフレーズが弾けない
という場合、

弾けない理由で考えられるのは
[仮説]右手と左手がそのテンポにマッチングしてないっていうことです。
メトロノームを使って、
右手がテンポよくブラッシングを刻むことができるなら、
左手のリズム感が問題です。

もちろん、どちらもおかしい。という場合もあります。

その確認のために、右手だけひたすら刻めるようにしたあとに左手がリズム取れてるかをためしたり

速弾きなんかは、
左手をひたすら追い込んだ後にフルピッキングできるかためしたり。
色々やってました。

メトロノームの使い方

以前、テンポアップ式では速弾きは弾けるようにはならないという話をしました。


速さに必要な要素と、ゆっくりに必要な要素が違うからです。
徐々にテンポ上げた時にゆっくりを早送りしただけだとどこかでつまずいてしまうので。
速さとはなにか?と考えるといいかもしれません。