イコライザが効く具体的な範囲、1番わかりやすいのはハヤえもんだと思う。

2018年6月28日

楽曲の具体的な雰囲気をイコライザで裸にする。

ギタリストの北島健吾です。

最近は『ハヤえもん』の恩恵で耳コピ効率がガツンと増しています。
以前に紹介した、イコライザの機能ですが、、、

これが笑っちゃうくらいに使える。

どうやって使っているかを解説したいと思います。

その他が足りないんじゃ無くてハヤえもんがぶっ飛んでいる。

一般的な耳コピでは『速度変化・音程変化』くらいが限界でして、頑張ってもオクターブあげてベースを聴くとか。それくらいのものでした。

グレードを上げて、LogicなどのDAWアプリケーションを使うこともできるのですが、
「グレードを上げても、できることが多すぎて具体的なことを理解するまで時間がかかる」

デメリットだと思います。

音もいいですし、リージョン選択なども簡単です。
速度変化やイコライザーもついてます。
当たり前のようにイイ機能はあるけれど、『イコライザ』の具体的な帯域とか意味を把握していないとやりたいことがやりにくい印象です。

ハヤえもんは何が違うのか

まずは『プリセット』が豊富なこと。

例えばベースの場合。

プリセットでベース耳コピするときにどれだけ他を削っているかがわかります。

画面を見る方法としては
①プリセットでベースの耳コピを立ち上げる。
②カスタマイズ画面で、具体的なフェーダーの位置を見る。
③周波数帯域を覚える。
これだけでもだいぶ勉強になります。

もちろんベース耳コピだけでなく、『ボーカル強調』『ボーカル抑制』などで何がおこなわれているかも確認できますね。


ボーカル抑制すると、ドラムが聞こえたりしますね。

それだけでも、今まで聞き取りにくかった帯域が聞こえるようになりますし、
どの辺りを削るとどの楽器が聞こえるのか具体的になってきますね。

さらに、バージョンアップでスライダーが大きくなって操作しやすくなりました。

このアプリの操作のコツ

聞こえない帯域を『増やす』のでは無くて邪魔してる帯域を『減らす』
この辺りがポイントだと思います。

順番に削っていくのもいいですし、プリセットに任せてがっつり削って、必要な部分は0〜フラットまでの間で微妙に付け足すとかでもいいかもしれないです。

楽曲に関わる全ての楽器を耳コピしたい場合、自分が得意な楽器は聞こえやすく、得意になり過ぎるとほかの楽器よりもよく聞こえてしまう。
そういう傾向があるので、聞こえすぎている部分を外していくのが超重要。

DAWのイコライザに比べてわかりやすいのはフェーダーでガツンと行けるところ。
イコライザの成分の意味を覚えないといけないのが当たり前なのに、ハヤえもんはプリセットで見本を見せてくれる。

どの辺に効き目があるか色々試してみました。

楽器耳コピ向けのオススメのプリセット

①ベースの耳コピ

→いわずもがなベースだけ残る感じ。

②高音強調系

→ドラムのハットなどが聞こえやすいです。

③中音カット

→ドラムのキックと金物、あとベースも聞こえます。

④ボーカル強調+ボーカルキャンセル

→ギターもボーカルと同じ帯域にいることが多いので、他を削ってフォーカス当てた後にさらにボーカルキャンセルを浴びせるとギターが聞こえやすくなります。

ボーカルキャンセルはエフェクト機能です。

すごいですよね。

ボーカル強調+ボーカルキャンセル。
日本語の意味がわかんない。

開発者のりょーたさんに質問しました。
すると、

イコライザーのボーカル強調や抑制はイコライザーの帯域。
エフェクトのボーカルキャンセルは、センターキャンセル。

センターキャンセルなので、ギターがステレオに振ってあれば真ん中のボーカルが削れると聞きやすくなるわけです。

 

合わせ技一本ですよ!!!

他にも便利な技を見つけた方は是非教えてください。