速弾き、ゆっくり練習は間違い?(その2)

ゆっくり練習で成果を出すために

ギタリスト、ハヤエモニストの北島健吾です。
前回、「速弾きをゆっくり練習することが下手をすると間違いになる。」という意味合いで記事を書きました。

速い自分今の自分
その動きがかけ離れていると
なんとなくメトロノームで加速していっても
動きがスマートではなくどこかでつまずくということを指摘しました。
納得がいかない人もいると思うので、もう一個の例えを用意しました。



テンポアップも内容による

今から例える内容は当たり前すぎてふざけているように思えますが、わかりやすいかと思います。

この例えでしっくり来なければなかなか難しいでしょう。

ゆっくり歩いていますか?ゆっくり走っていますか?

例えば、短距離走が速い人っていますよね。
100メートルを10秒台で走る人とか高校時代にすごく憧れました。
そんな時、
ゆっくり『歩く』練習はしませんよね。
速く走りたければ、『走る』というカテゴリーの練習をしないといけません。
ゆっくりから始める時に、ついつい歩いているときと同じような動きから始めてしまうと、
加速しても早歩きが得意になるだけだと思います。(もちろん早歩きを鍛えたい時には有効!)
走ることを鍛えたければ走ることを練習しないと意味がなくなります。
根本的な身体の動かし方が違うとうまく効果が現れません。

つまりこういうことです。

速弾きをしたければ、速弾きの動きとは何かを理解するということ。

なぜ早送りやスロー再生をして吟味するのか

前回、「早送りで自分の動きの延長線上になにが起こるかをチェックしてみましょう」ということを記事にしましたが、
さらに数学的な分析方法だと
『x軸とy軸を取って、速弾き曲線と遅弾き曲線を作ったらその線は重ならない』といえます。
上手いことそちらの方向へシフトしていきましょう、といったイメージです。

速弾きと通常のプレイではそもそもの運指やピッキングの速度が違いますし、時間経過による筋肉疲労も全然違います。

じゃあいきなり走ればいいか?

そうではありません。
歩くことができないと走ることは難しいと思うのでまずは歩くことが大事です。
ただ、いつまでも歩いていても走れない。
これを覚えておくとだいぶスッキリするとは思います。
ゆっくり練習している意味を考えて、このやり方には限界がある、と感じたら走る方法を考えるしかないのです。

最後に動画を載せてみますが、
これは速く複数弦をピッキングするときの考察です。

前者と後者、明らかにプレイの楽さが違います。
なにが楽なのか、どうしてそういえるのか。
また、楽にした結果なにが失われるのか、など。
これがわかる人はギターの構造理解や物理感覚などが長けていて、考察しながら弾ける人だと思います。