【速弾き】速弾きに必要な『速さ』とは何か?教則本ガチ勢を悩ます練習フレーズの使い方

悩みに悩んだ結果たどり着いた『速さ』に必要な要素の一つ

ギタリスト、ハヤエモニストの北島健吾(@kengo1228)です。

今回の内容は、

「速弾きってメカニカルなトレーニングをしただけで弾けるようになるの?」といった疑問です。

実は、ガッチガチにスケール練習、テンポアップトレーニングをしていても、

その速さを上手に使いこなせない、イメージ不足に陥ってしまうギター弾きはいっぱいいます。

その謎について今日は触れていきたいと思います。

こんな方に見てほしい

メトロノームでめちゃくちゃテンポアップできたけどかっこいいフレーズにならない

アドリブに速弾きを練り込めない

速いはずなのになんだか平坦になってしまう

練習っぽくなってしまう

該当する方は是非チェックしてみてください。


速弾きに必要な要素とは?

まず、速弾きなので表現をしたい『速さ』が大事です。

次に、その速さについてこれるフィジカルです。

そして、玄人になってくると音の正確性やトーンなど『クオリティ』が大事になってくるのですが、

今回は『速さ』をテーマにお話したいと思います。

冒頭にも述べたように、速い音符が弾けるようになっても速く感じない速弾き、

練習っぽい速弾きフレーズというのが存在します。

教則本全般は演奏を鍛えるためにフレーズの経験値を蓄えるには良いと思いますが、

フレーズの使い方や接続の方法にこだわらないとブツブツ途切れた演奏になってしまいます。

速弾きが登場するシーンって、必ずしも1拍目からじゃないと思います。

途中から加速していったりするように思います。どうでしょうか?



加速とは?

こちらが参考動画です。

解説を見ていただければわかると思いますが、

速くなったと感じるには、『加速』が大事だと思っています。

遠くからガタンゴトンとやってきた新幹線が目の前をビューンと通り過ぎる感じです。

譜面を用意してみました。

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こんな稚拙なフレーズはないと思いますが、言いたいこととしてはこのような感じです。

1個目のフレーズが終わっていて、2個目を頭から速弾きするというシチュエーション。

なんともメカニカルな、練習的な感じがしませんか?

この感じの速弾きは、確かに速いかもしれないけれど練習っぽいと思うんですね。

フレーズとは言えない感じがします。

曲の頭から速弾きをし続けることもあっていいと思いますが、

効果的に加速感を出していくなら「1拍目からスケール弾き」「1拍目からスウィープ」

という風に練習っぽく考えないで、フレーズを接続するときに加速していく感じがあると効果的と言えるでしょう。

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この感じはどうでしょうか?

ぶつ切りのものよりも加速感が出たんじゃないかと思います。

参考になれば幸いです。