音楽理論ードミナントってなんだろうー

ギター, レッスン, 音楽, 音楽理論

ドミナントとセカンダリードミナント

どうも、ギタリスト、ハヤエモニストの北島健吾です。
最近、ハヤえもん開発王りょーた(@ryota_yama)さんに、
「名前を『北島”音楽理論”健吾』に改名したら?」
と言われて、まさか親も間に音楽理論来るとは思ってないでしょうから、ためらっています。

さて、今回の記事ではさらっと「緊張感がでるんだよー」で済ませてきたドミナントの話をしたいと思います。
きっかけは、プライベートでやってる音楽講師LINEグループ。
夜中の3時くらいまで元気。
トニック、サブドミナント、ドミナントの話が話題でした。
すごいでしょ?
身近な例で例えるならば、
理数系の人がテンション上がって真夜中のサイン、コサイン、タンジェントでオールするようなイメージです。(するんですか?)

まぁ、とりあえずは進めていきましょう。


大事なのは緊張からの緩和

キーがメジャーの場合

過去の記事でも何度かトニック、サブドミナント、ドミナントの話をしましたが、
ここではまずおさらいとして、
メジャーキーのⅤ7→ⅠM7の動きを見てみましょう。

キーがCメジャーのとき、
まずⅤ7はG7となります。
そのコードトーンを見てみると、
ソシレファとなっています。

メジャースケールの中で、属音上に自然発生的にできたドミナントコードは
性質上、長3度と短7度の間に減5度のインターバル(トライトーン)を持っています。
このトライトーンは落ち着きなく不安定!!(決めつけるように書いてはいますが、ぼくは不安定が好きです。単純に好きな人もいるでしょう!)
その不安定な雰囲気が、コードの内声上の解決(上図)をしていきます。
G7→CM7
ソシレファ→ドミソシ
シ→ド、ファ→ミ
というように。

キーがナチュラルマイナーの場合

では、ナチュラルマイナーキーはというと、
以前のブログで前述したように
Ⅰm7から見た5度はⅤm7だったため、
いくら属音上に音があってもトライトーンがないため解決感が弱いです。

あくまでもトーナルセンターはマイナーのⅠ度だと考えるため♭Ⅶ7は邪魔です。
♭ⅢM7にいきたいのかな?と混乱してしまいます。
(この度数表記についてこれない方は、マイナーキーのブログへ。
そこで、Ⅰm7に解決しやすいように、
Ⅴm7をⅤ7に変更することでセカンダリードミナントが生まれました。

以下は手順です。

キーがAmだった場合、
Em7→Am7だと
ミソシレ→ラドミソ
このままだと長3度と短7度に形成される減5度(トライトーン)が存在しません。

これをトライトーンを持つⅤ7にすることによって、
ミソ♯シレ→ラドミソ
となります。

そうすると、
ソ♯→ラ、レ→ド
というようになります。主音に対して半音で迫れるようになり、より一層解決力が増します。
その時生まれるスケールはハーモニックマイナースケールを5番目から弾いたスケールでした。



セカンダリードミナントは対トニックに限らず作れる

ジャズなんかをやる人は、『Ⅴ7はドミナントセブンスコード』
という風におしゃれさやアウトっぷりにタグ付けをして知識としています。
目的地の『5度上』にⅤ7を挿入すれば、
いつでもセカンダリードミナントを呼んでこられるというわけです。

セカンダリードミナントは着地点から見ると楽

どういうディグリーネームで呼ぶの?

ⅢmをⅢ7にした、ⅣM7をⅣ7にした。
など、セカンダリードミナントの把握の仕方は人によってまとめ方や覚え方も違うと思います。
ただ、個人的にオススメするのは、「あくまでも解決先から見たⅤ7なんだ。」という覚え方。
「解決先に自分はスタンバイしていて、
そこから5度を見ている。」

そういうイメージがわかりやすいと思っています。
そして、解決先とは何かというと、以前取り上げたモードの話が関連してきます。

メジャースケールでもナチュラルマイナースケールでも、
平行調で考えれば同じ調号のついたドレミファソラシを共有しています。

つまり、覚えるモードはまずは7種類です。

度数でまとめたため何番めなのかがわかりやすいと思います。

ただ、これは便宜上度数でまとめているだけであって、モード旋法そのものに触れる際は『スケールの何番目から演奏した』と覚えるのは聴覚上はあまり意味がないのでオススメはしません。特徴になる音を覚えていきましょう。ブログ読んでみてください。

そして、メジャーやマイナーでスケール音それぞれをルートとしたときに見えてくる5度上の和音をセカンダリードミナントにしていきます。

「Ⅱ7とかⅢ7とか言ってるやん!」っていいたいところですが、なぜセカンダリードミナントを見るとき着地点をベースに考えてるかというと、「ドミナントコードはⅤ7だ。Ⅴ7があるならⅠに向かうんだ。」という感覚を植え付けるためです。

そして、いろいろスケールが出てきてますが、実際はこんなに難しいことを考えなくても大丈夫です。

メロディックマイナーパーフェクト5thビロウとか出てますけど、本当に忘れていいレベルです。

ポイント:スケールが変わっても、変化音だけ気をつければ十分。

もともと使える音をベースに違いを生み出す音を合成、合体。そういうイメージです。

例としてⅤ7/Ⅱmのときをとりあげます。

Ⅱm7の前にⅤ7/Ⅱmを挟み込んだとします。
Ⅱmはドリアンスケールです。Ⅱm7から見てⅤ7を作るためには、
もともとⅡm7の5度上にあるⅥm7をⅥ7にする必要があります。

この時も変化するのはⅥm7の中の短3度が長3度に変わるだけです。
これは、解決先のドリアンスケールでは短7度が長7度に変わっていることと同じです。
ドリアンスケールはもともと、ナチュラルマイナースケールの6度が半音高いスケールです。
このときは、長6度と長7度を意識して演奏するだけでよいです。

たまたま、メロディックマイナーと同じ度数になるんですね。

メロディックマイナーは上昇するときはナチュラルマイナーの短6度、7が半音あがり、下降するときはナチュラルマイナー。

参考になれば幸いです。

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